□ お施主さんと設計者のコミュニケーションがよりよい建築をつくる

 

 最終案にいたるまでは、さまざまな提案と打ち合わせを行ってまいりました。

 これらのやりとりを重ねてできた建物は、敷地形状を生かしたT字型の快適な待合室、病院のコンセプトカラーを使ったオレンジの庇とグリーンのサインからなる外観が特徴となっています。そして外に向けて内部の様子を発信するトリミング室の大きな開口は、地域と病院との距離感を近づける役割を果たしています。

 


 

 

 病院ができるまでの過程は、打合せを重ねながら、お施主さんの想いをかたちとして具体化し、それを確認していただきながら設計を行ってまいりました。設計過程では、図面や建築模型などで実際にイメージを膨らましてもらいながら作業を進めてまいりました。

 

 

 そしてより具体化していくうえで問題となる部分をひとつひとつ解決しながら、敷地とお施主さんの想いの奥にある本質を設計という作業で探ってまいりました。このようなやりとりを重ねることで、ソフトとハードのバランスがとれたコンセプトの強い建物がつくられてまいりました。
 とてもお施主さんにとっては大変な作業であったと思いますが、実際にたくさんのお客様にお越しいただいているということをお聞きしております。そんなお話しを聞くとこのやりとりを積み重ねていった結果が反映されたのだなという実感がわき、設計者としても大変うれしいです。

 


 

 

 

おまけ....
それまでにはこんな案や、

 

あんな案など、

 

さまざまな検討と打ち合わせを重ねながら進んでまいりました(検討過程の模型の一部) 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□地域に密着した動物医療サービスをデザインする!!

□動物病院という建築のこれからを考える

□敷地と動物病院とういう用途をフィットさせる

□お施主さんと設計者のコミュニケーションがよりよい建築をつくる

□シンプルなロゴとコンセプトカラー

□病院経営とデザイン