□ 動物病院という建築のこれからを考える

 

 お施主さんの建物自体の希望としては、「家っぽくない建物にしてほしい」「地域周辺や道を通っている人たちに動物病院という存在を発信する建物にしたい」というものがありました。
 なるほど確かに。今までの秋田の動物病院をながめてみると、家にとってつけたようなかたちのものが多かったような気がします。これは、動物医療というものに対して、秋田という都市がまだ発展途上であるということを表しています。
 動物と人間の関係は時代とともに関係がより密になり、家族同然の関係性を築きあげています。そしてそれに比例しながら年々、動物医療のレベルは上がり、動物病院自体もその数が多くなっています。

 お施主さんの要望の言葉には、動物医療というサービスをより日常的に、より身近にしてゆこうという想いが含まれていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□地域に密着した動物医療サービスをデザインする!!

□動物病院という建築のこれからを考える

□敷地と動物病院とういう用途をフィットさせる

□お施主さんと設計者のコミュニケーションがよりよい建築をつくる

□シンプルなロゴとコンセプトカラー

□病院経営とデザイン